2015/11/12

ウィーンで食べたふわふわのウィーン風カツレツの衝撃

ドイツではシュニッツェル（薄く引くのばした豚肉カツレツ）は街の肉屋さんでテイクアウト、またはレストランなどで簡単に食べることできます。

友人がドイツに遊びに来た際など、ドイツ料理レストランに行きますが、肉のかたまりのようなドイツ料理はちょっときつい…そんな時は大抵、シュニッツェルを食べます。

なので、ドイツのシュニッツェルのイメージはどちらかと言うと「選択肢がない時に最適な料理」という感じでした。



そんな少し飽き飽きしているシュニッツェルですが、先日ウィーンにある人気レストラン「Plachuttas Gasthaus zur Oper」で初めて「Wiener Schnitzel（ウィーン風シュニッツェル）」を食べた際、あまりの完成度の高さ、ふわふわした食感、じゅわりと口の中に広がる美味しさに驚きました！

シュニッツェルの由来

お店の資料を読むと、Wiener Schnitzel（ウィーン風カツレツ）の発祥は北イタリア・ロンバルディア州の郷土料理「コストレッタ・アッラ・ミラネーゼ（ミラノ風カツレツ）」が元となったと言われています。

19世紀当時、ハプスブルク家の統治下にあった北イタリア地域に派遣されたヨーゼフ・ラデツキー元帥が、皇帝に報告したレポートの中に「ミラノ風カツレツが美味しい」という一文があり、時の皇帝がそれを食べて見たい…そこからウィーンに伝わり、庶民も食べるようになったとか。

ウィーン名物を食べよう

お店「Plachuttas Gasthaus zur Oper」は地下鉄U4「Karlplatz」から徒歩3分。オペラホール（Wiener Opernball）の向かいの方向です。



こちらのお店はツーリストインフォメーションの方に「ローカルでウィーンの人に人気のお店を教えてほしい」と聞いて、教えていただきました。



13時ぐらいに入店しましたが、空きテーブルは少なく、90%ぐらいの席は埋まっていました。聞こえてくる言葉もほぼドイツ語。現地の方にも人気のレストランのようです。



注文したのは以下の料理です。どちらもウィーンの郷土料理。

• Wiener Schnitzel（ウィーン風シュニッツェル）19,20€
• Zwiebelrostbraten von der Ochsenbeiried（ツヴィーベルローストブラーテン）19,60€

Zwiebelrostbraten（ツヴィーベルローストブラーテン）というのは、薄いウィーン風サーロインステーキにたっぷりの揚げた玉ねぎを添えた一品です。こってりしたソースに揚げ玉ねぎがからみ、ほどよい味わいになり、美味しかったです。

※一緒にご飯を食べたパートナーは肉料理が苦手なのですが、シュニッツェルもウィーン風サーロインステーキも美味しく食べてくれました。

 

ウィーン風シュニッツェルの作り方

お店の資料にシュニッツェルのレシピがのっていたので、以下公開します。作り方は基本的にとんかつと同じですね。

用意するモノ

600gの子牛の肉、たまご、小麦粉、パン粉、サラダ油または澄ましバター、塩、レモン

1. たまごは混ぜすぎないようにする
2. 子牛の肉をたたき、のばす
3. のばした子牛の肉に塩で下ごしらえ
4. 小麦粉をまぶす
5. 両面にまんべんなくまぶす
6. たまごに浸す
7. ほぼ粉条に近いパン粉をまぶす
8. 両面にまぶす
9. 小麦粉をまぶした子牛の肉を軽く押す
10. 油で揚げる
11. ３から５分ほど揚げる
12. レモンを添えて完成！！

 

基本情報

 

店名	Plachuttas Gasthaus zur Oper
住所	Walfischgasse 5-71010 Wien
営業時間	毎日営業：11.00-00.30
電話	01/51 222 51
WEBサイト	http://www.plachutta.at/de/gasthaus_zur_oper/

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